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U20高倉監督“右腕”なでしこ入閣へ!A代表でもタッグ実現か

[ 2016年3月10日 09:00 ]

女子U―20日本代表の大部由美コーチ

リオ五輪アジア最終予選 日本1―0北朝鮮

(3月9日 金鳥スタ)
 なでしこジャパンの次期監督最有力候補のU―20日本女子代表の高倉麻子監督(47)が、北朝鮮戦を電撃視察した。U―23代表で編成したラマンガ国際大会(スペイン)から羽田空港着の航空機で帰国したのは前日8日の午後7時半ごろ。11日間の海外遠征後に約12時間のフライトで帰国し、身心は疲労しているはずだが、翌日には大阪入り。タフネスぶりを発揮してなでしこの戦いをスタンドから見守った。
【試合結果 なでしこジャパンメンバー リオ五輪最終予選】

 高倉監督はホームスタンドのVIP席で日本協会関係者と並んで試合を観戦。後半30分すぎには人目を忍ぶようにスタジアムから姿を消した。試合前に会談したという日本協会の田嶋副会長は「いろいろ話しました。ラマンガ(国際大会)の試合はどうだったかの話です。(なでしこの次期)監督うんぬんについてはここで話すことはない」と話すにとどめたが、4大会連続となる五輪切符を逃したなでしこの今後について話し合われた可能性はある。

 複数の関係者によれば、“次期政権”のコーチには大部由美氏(41)が浮上しているという。大部氏はDFだった現役時代、日本代表として85試合に出場し、4度のW杯と2度の五輪を経験している。指導者としても高倉監督の右腕として14年のU―17W杯制覇を支えた。今回のラマンガ国際大会もコーチとして同行している盟友。A代表でも最強タッグが実現すれば、なでしこ再建へ大きな力を発揮することになりそうだ。

 ◇大部 由美(おおべ・ゆみ)1975年(昭50)2月15日、鳥取県生まれの41歳。千葉・八千代松陰高から91年に日興証券ドリームレディース入りし、YKKAP東北フラッパーズなどでプレー。DFとして活躍し、女子1部で257試合21得点。代表では91、95、99、03年のW杯、96年アトランタ、04年アテネの両五輪に出場。03年W杯、アテネ五輪では主将。国際Aマッチ85試合6得点。06年引退。13年から年代別日本女子代表コーチ。

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2016年3月10日のニュース