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森本以来の中学生Jリーガーだ!C大阪がU15瀬古を2種登録へ

[ 2016年2月22日 06:23 ]

2種登録されることが濃厚となったC大阪の中学生・瀬古歩夢

 今季からセカンドチームを立ち上げるJ2C大阪が、同U―15に所属する現中学3年生のU―16日本代表DF瀬古歩夢(15)を2種登録することが21日、濃厚となった。関係者によれば、同U―23が参戦するJ3の開幕(3月13日)までに手続きする見通しで、承認され次第、トップチームでの試合出場が可能となる。元日本代表FW森本貴幸(27=川崎F)以来となる中学生Jリーガーが誕生すれば、大きな話題となる。

 Jリーグのピッチに中学生が立つ可能性が出てきた。今季からU―23チームを創設しJ3にも参戦するC大阪が、同U―15に所属する瀬古の2種登録に動いていることが判明。承認されれば、トップチームの公式戦出場が可能となる。クラブ関係者によれば、3月13日のJ3開幕戦・盛岡戦(金鳥ス)までに手続きを済ませる見込みという。

 現中学3年生の瀬古は、今年4月から同U―18に昇格する。まだ15歳とはいえ1メートル83の長身を誇り、主戦場をセンターバックとしながらボランチでもプレーできる。足元の技術にもたけており、昨年から飛び級でU―18の公式戦でプレー。この日も高円宮杯U―18OSAKA2部・大体大浪商高戦に出場した。U―16日本代表の主力でもありFC東京U―15むさしのFW久保建英らとU―17W杯出場を目指している。

 将来性豊かな15歳がプレーする同U―23。C大阪の玉田社長が「基本的にはオーバーエージ枠を使わない」と話しているように、J3は23歳以下の選手を育てる場となる。ほかにも同―18所属の選手を2種登録する予定で、その中の1人として、中学3年生の瀬古もレベルの高い舞台で鍛えていく方針となった。

 過去に15歳10カ月6日でJデビューを果たしたのが東京VのFW森本。それ以来となる中学生Jリーガーが誕生すれば、大きな注目を集めることは必至だ。今後の活躍次第では、トップが戦うJ2でプレーする可能性もゼロではない。柿谷や山口、扇原といった日本代表選手を育成してきたC大阪から、また新たに無限の可能性を秘めるプレーヤーが出てきた。

 ◆瀬古 歩夢(せこ・あゆむ) 2000年(平12)6月7日、大阪府出身の15歳。中泉尾JSCからC大阪U―12に進み、13年に同U―15に昇格。今年4月から同U―18所属となる予定。U―15日本代表を経て現U―16日本代表。1メートル83、72キロ。利き足は右。

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2016年2月22日のニュース