なでしこ佐々木監督　Ｕ２３五輪決定に刺激「アジア突破は使命」

台湾から帰国し報道陣の質問に答える佐々木監督

　なでしこジャパンの佐々木監督が、中国で開催されていた４カ国親善大会の視察を終え、成田空港着の航空機で帰国した。

　２６日に中国―韓国戦を視察。今回の最優先チェック事項に挙げていた中国について「サブの選手の層が厚くなっていて、知らない選手も３～４人いた」と指摘し「前よりも大柄になり、組織的になっていた。相手のパワーやスピードを消しながら戦うことが必要」と警戒を強めた。

　２６日の手倉森ジャパンのイラク戦はホテルの自室でテレビ観戦。「我々にも元気とパワーをくれた。絶対やらなきゃとしみじみと感じた」と刺激を受けた。さらに「うちの後輩も頑張っていたね。右サイドバックで」と明大の後輩・室屋の活躍に目を細めた。「（五輪）本大会はアジア代表としてお披露目みたいな感じだが、アジア突破は絶対、使命と感じている」。男子に負けじと２月２９日開幕のアジア最終予選（大阪）を勝ち抜く。