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山中魅せる10色FK 北朝鮮アシストも使ったのは2種類だけ

[ 2016年1月15日 06:25 ]

岩波(右)と笑顔を見せる山中

リオデジャネイロ五輪アジア最終予選

 10種類のセットプレーで激戦を戦い抜く。北朝鮮戦を2日後に控えた11日の非公開練習では「10パターンくらいある」(手倉森監督)というセットプレーを猛特訓したが、すぐに結果に結びついた。北朝鮮戦の開始5分、山中の右CKから植田がファーサイドに逃げる動きでフリーになると、決勝弾を叩き込んだ。同22分には左サイドのFKからファーサイドに待ち受けた岩波に出し、その折り返しから得点を狙う形を見せた。岩波の右足キックがゴールラインを越えてしまったため得点にはつながらなかったが、はっきりとゴールの道筋は見えた。山中は「練習の成果が出た」と手応えを口にした。

 決勝まで戦うことを考え、北朝鮮戦では10種類のうち2種類限定で使用し、残りの約8種類はタイとの2戦目以降、小出しにしていく方針だ。守備を固められれば流れの中での得点を奪うのは難しくなるだけに「セットプレーで得点できれば大きい」と山中。他にも原川、豊川ら好キッカーはそろっており、リスタートを武器に勝ち進んでいく。

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2016年1月15日のニュース