×

プラティニ氏、会長選撤退を表明「バイバイ、FIFA」 

[ 2016年1月8日 17:57 ]

 国際サッカー連盟(FIFA)次期会長の最有力候補と目されながら、法的根拠のない金銭授受を理由に8年間の活動停止処分を受けたFIFA副会長のプラティニ氏は7日、AP通信などの取材に「他の候補者と公平に戦う手段がない。バイバイ、FIFA」などと話し、会長選からの撤退を表明した。

 プラティニ氏は「私は何も悪いことはしていない」と潔白を主張しているが、選挙が2月26日に迫っていることから「スケジュールの問題だ」と苦渋の決断を下した。処分により候補者としての資格が認められず「選挙活動せずにどうやって勝てるというのか」と不満を隠さなかった。

 本命の離脱が正式決定し、候補者は欧州サッカー連盟(UEFA)のインファンティノ事務局長(スイス)やアジア・サッカー連盟(AFC)のサルマン会長(バーレーン)ら5人となった。

 プラティニ氏は具体名こそ明かさなかったものの、100の連盟が書面で同氏の支持を表明し、さらに50票が約束されていたことを明かした。“プラティニ票”の行方が気になるところだが、UEFA会長でもある同氏はインファンティノ氏の支持を表明しておらず、「ジャンニ(インファンティノ)が勝てるか見ものだ。私は簡単だとは思わない」と混戦を予言した。(共同)

続きを表示

2016年1月8日のニュース