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浦和、不敗記録19で止まる 高木PK失敗に涙「悔しさしか」

[ 2015年7月20日 05:30 ]

<浦和・広島>広島に敗れガックリの浦和イレブン

J1第2S第3節 浦和1-2広島

(7月19日 埼玉)
 浦和・高木の涙が、敗戦の意味を物語っていた。前半に関根が先制しながら、後半2失点でまさかの逆転負け。第1ステージ開幕戦から続く浦和の無敗記録は19で止まり、J1記録の21に届かなかった。先発に抜てきされながら前半25分にPKを外した高木は、試合終了後にタオルで顔を覆って悔し涙を流した。「悔しさしか残らない」と肩を落とした。

 追加点を狙った積極的な姿勢が裏目に出た。相手より11本多い23本のシュートを放ちながら、カウンターで失点。相手が速さが武器の浅野という切り札を投入しながら、最終ラインを高く保ち続けてしまった。「あっちはカウンターを狙っていた。自分たちが招いた結果」と武藤。攻撃で前がかった結果が20試合ぶりの黒星だっった。

 だが、無敗記録は途絶えても、シーズンは続いていく。「敗戦はどこかで必ず生きる。前向きなものに変わっていく」とペトロヴィッチ監督は前を向いた。無敗で第1ステージを制した王者は、ホーム10戦ぶりの敗戦を糧に、年間優勝へ再スタートを切る。

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