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手倉森ジャパン J3に本格参戦!リオ五輪最終予選へ実戦強化

[ 2015年4月24日 05:30 ]

リオ五輪出場へJ3に本格参戦することになった手倉森ジャパン

 16年リオデジャネイロ五輪出場を目指すU―22日本代表が、J3に本格参戦することになった。日本協会が23日、発表した。J1、J2と日程的に重ならない時を利用して、JリーグU―22選抜(J―22選抜)として手倉森ジャパンを招集。来年1月のアジア最終予選(カタール)に向けて、実戦機会を少しでも多く設けて強化していく方針だ。

【J3日程】

 6大会連続での五輪出場へ本格的な強化が始まる。霜田技術委員長は「J3を利用して五輪代表を集めて経験を積ませることを考えている」と話した。J1、2が開催されない国際Aマッチデーなどを利用して、手倉森ジャパンを招集。J―22選抜として出場させる考えだ。基本的には手倉森誠監督(47)が指揮を執り、同監督がA代表コーチとしての活動がある場合は、現J―22選抜の高畠監督や、U―22日本代表の秋葉コーチが務める予定だ。

 昨年もW杯期間中にJ―22選抜にU―22日本代表の主力を招集し、手倉森監督がコーチを務めて2試合を戦ったが、あくまで“単発”。日本協会は7月以降、来年1月のアジア最終予選(カタール)まで毎月活動を行うプランを持っており、月に1回以上を目標に招集できるように、Jクラブの理解を求める。

 3月にマレーシアで行われたアジア1次予選では大勝が期待されたベトナムやマレーシア相手にも僅差の勝負を強いられた。同予選メンバーで、所属クラブでの主力は川崎FのMF大島や湘南DF遠藤ら、わずかであったことも一因。実戦感覚を失わせず、さらに成長を促すために少しでも試合の機会を設けていく。

 10月25日から30日に短期合宿(場所未定)。12月1日から13日にカタール(予定)合宿。同月23日から30日に国内合宿(沖縄が有力)を行い、来年1月2日にカタール入りする日程も発表された。リオ五輪のアジア枠はロンドン五輪から0・5枠減って3枠。狭き門をくぐり抜けるために、日本協会、Jリーグの垣根を越えてサッカー界が一体となって強化していく。

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2015年4月24日のニュース