ポルト、ホームでバイエルンに３発先勝　バルサは敵地勝利で４強前進

前半、先制点となるＰＫを決めたポルトのクアレスマ（右）はチームメートと抱き合って喜ぶ（ＡＰ）

　欧州ＣＬ準々決勝第１戦の２試合が１５日に行われ、ポルト（ポルトガル）はホームでリベリ、ロッベンら主力を負傷で欠くバイエルン・ミュンヘン（ドイツ）に３―１で先勝。もう１試合はバルセロナ（スペイン）は敵地でパリＳＧ（フランス）を３―１で下し、ベスト４進出へ大きく前進した。

　ポルトは前半３分、故障を抱えながら強行出場したエースＦＷジャクソン・マルティネスがペナルティーエリアに攻め込み、相手ＧＫノイアーに倒されてＰＫを獲得。これをベテランのＦＷクアレスマがＧＫの逆を突いて右足で決め、チームに先制点をもたらした。

　前半１０分にはクアレスマがバックパスを奪ってエリア内に持ち込み、ノイアーとの１対１を制して追加点。前半２８分に１点差とされたが、後半２０分にはボアテングのロングボールのクリアミスのこぼれ球を拾ったジャクソン・マルティネスがノイアーをかわし、無人のゴールに３点目を蹴り込んで決着をつけた。

　１次リーグで１勝１敗だったパリＳＧと再び顔を合わせたバルセロナは敵地で３得点を奪って快勝。前半１８分、メッシの絶妙のラストパスを受けたネイマールが先制点を決めると、後半にはスアレスの２ゴールで加点。終盤に１点を返されたが、敵地で大きな白星を挙げた。

　第２戦は２１日に行われる。