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新潟 ホームで待望初白星!ラファから3発「仕事ができた」

[ 2015年3月23日 05:30 ]

<新潟・柏>後半10分、レオがPKを決めて同点にする

J1第3節 新潟3―2柏

(3月22日 デンカS)
 ラファでPK、ラファから勝ち越し、ラファが決勝点だ!アルビレックス新潟はホームで柏に3―2で逆転勝ちし、今季初白星を挙げた。ホームでの勝利は昨年10月5日の川崎F戦(3―0)以来、約5カ月ぶり。今季からエースナンバーを背負うFWラファエル(22)が1ゴール1アシストなど全得点に絡み、真のエース誕生を予感させる大活躍だった。

 背番号10は、試合後の言葉までエースらしくなっていた。

 「チームを助けることが仕事。仕事というのはゴールに絡むこと。それができて良かったし、チームが勝てたことが、うれしい」

 待ちに待った、今季初勝利。頼もしいエースの誕生に、ビッグスワンの万歳は終わらなかった。

 最初の「仕事」は、1点をリードされた後半10分。シュートのこぼれ球を素早く拾って、ペナルティーエリア内でファウルを誘った。ボールをレオの前にセットしてPKを託す。レオは「頼むよ、という感じだった。ラファエルに感謝だね」。ゴール左隅の同点ゴールが呼び水だった。

 前半から何度もチャンスをつくったチームは、アルビらしいサッカーを立て続けに展開する。4分後の14分。ラファエルが難しい体勢から裏へのパスを出し、抜け出したMF山本が左足で押し込んで逆転した。さらに10分後の24分には、中盤でのカットからDF小泉の縦パスにラファエルが抜け出す。左足を振り抜いた今季2ゴール目は、結果的に決勝点となった。

 柳下監督は「もともと能力はあるけど、昨季は出せていなかった」と言う。厳しいキャンプを経て課題の持久力と体力が上がった。さらに「今まではリアクションのプレーが多かったが、きょうは自分からアクションを起こして、背後を取れるようになった」と成長を口にした。

 ずっと取り組んできたスペースを突くサッカーで、今季のうっぷんを晴らす3得点。「スピードを生かせた。簡単なプレーではなかったが、あのプレーができたのは調子が上がっているから」。充実の笑顔を見せた22歳のエースは、もっとゴールを量産していくはずだ。

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