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U21 また“ドタバタ劇”羽田集合も9時間半後に成田から出国

[ 2014年12月12日 05:30 ]

成田空港の搭乗口付近で出発を待つ鈴木らU―21日本代表

 16年リオデジャネイロ五輪を目指すU―21日本代表がまたもドタバタ劇に巻き込まれた。11日に東南アジア合宿に出発。当初は午前10時45分の羽田空港発バンコク行きの便で渡航する予定だったが、機材トラブルのために欠航した。急きょ午後5時30分、成田空港発バンコク行きの便を手配して移動。しかし、またも約1時間の遅延となり、午前9時頃に羽田に到着してから約9時間半後。日の暮れた成田でようやく機上の人となった。

 同代表は9月の仁川アジア大会の時も、出発時に日航機が3時間弱遅れており、トラブル続き。それでも都内で対応した原専務理事は「いろいろなシミュレーションになって良いんじゃないの」と若き代表の経験値アップのためにはプラスに捉える。そもそも今合宿は来年3月のアジア1次予選が行われるマレーシアを想定し、暑熱対策を兼ねている。最高気温30度を超える東南アジアで2部練習を行うなど過酷な合宿にする狙いがあり、図らずもさらなる負荷が掛かり、タフさが試される好機となった。

 U―19世代から飛び級で初招集されたC大阪のFW南野は都合により、ヤングボーイズFW久保と同じく13日に合流予定。海外組、アンダーカテゴリーを交えた手倉森ジャパンが過酷な状況を成長の糧にしていく。

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