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あるぞ電撃視察!香川、アギーレ監督に“結果”でアピールを

[ 2014年8月5日 05:31 ]

会場を見渡しながらウォームアップする香川

 米国遠征中のマンチェスター・ユナイテッドは4日(日本時間5日)、親善大会ギネス杯決勝でリバプールと対戦する。日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)は決勝の舞台となるマイアミを拠点としており“電撃視察”する可能性が出てきた。日本代表FW香川真司(25)にとっては格好のアピールの場。ベンチスタートが濃厚だが、限られた出場時間で結果を残し、クラブ、代表ともに定位置確保を狙う。

 トップ下で評価を高める香川に、新たな発奮材料が用意されそうだ。決勝の地マイアミには、日本代表を指揮するアギーレ新監督の自宅が存在。指揮官の地元メキシコのメディア関係者は「アギーレが決勝を見に来る可能性がある」と話し、マイアミを拠点とする別の関係者も「自宅のあるマイアミに本人はいる。観戦に訪れてもおかしくない」と明かした。日本の新指揮官が司令塔候補を視察する可能性が急浮上してきた。

 大会関係者によれば、元イングランド代表のベッカム氏、元イタリア代表のマルディーニ氏ら、来賓者の中にアギーレ監督の名前はない。そのため、極秘での視察となりそうだ。

 香川は「ブラジルでの悔しい思いはしたくない。もう一回チャレンジしていきたい」と新指揮官の下で4年後のW杯ロシア大会を戦う意気込みを示しており、決勝で結果を残すことは、クラブだけでなく代表の定位置確保にもつながる。

 それでも、香川の出場機会は限定されそうだ。ファンハール監督は3日の前日会見で「選手たちを90分出場させる良い機会だ」と発言。同日の公式練習では、2日のRマドリード戦で香川のアシストから得点したメキシコ代表FWエルナンデスら、決勝で先発する可能性の高い“当確組”のフィールド選手12人は軽めの調整で終えた。

 一方で、香川を含むサブ組は、指揮官らスタッフ5人が見守る中で居残り練習を行った。日本代表での先発確保、さらにはクラブ内の序列を覆すために、香川にとっては真価が問われる一戦となる。

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