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バルサ敵地で先勝!メッシ PK弾で“雑音一蹴”

[ 2014年2月20日 05:30 ]

<マンチェスターC・バルセロナ>先制PKを決めて喜ぶバルセロナのFWメッシ(右)

 欧州CL決勝トーナメントが18日に開幕した。2試合が行われ、3季ぶりの優勝を目指すバルセロナは敵地でマンチェスターCを2―0で下して先勝。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(26)がPKで先制ゴールを挙げた。また、パリSGはFWズラタン・イブラヒモビッチ(32)の2得点などで、敵地でレバークーゼンに4―0と大勝した。

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 エースのPKが試合の流れを変えた。0―0で迎えた後半8分。カウンターからMFイニエスタのスルーパスを受けたメッシは、後方から同じアルゼンチン代表のDFデミチェリスに倒されてPKを獲得。相手GKの動きを冷静に見極め、中央に先制点を蹴り込んだ。

 「危険な相手にとても良い試合ができた。主審のPK判定?判定についてみんなが話すのは普通のこと」とメッシ。倒された位置がペナルティーエリアの枠ぎりぎりと微妙な場所だった上に、デミチェリスが一発退場となったことに、敵将のペジェグリーニ監督は「主審が試合を決めたようなもの」と激怒し判定に疑問を呈したが、メッシが相手の一瞬の隙を見逃さなかったことは確かだ。

 周囲の声を結果で見返した。昨季まで宿敵Rマドリードを率いたチェルシーのモウリーニョ監督が「今季のバルサはこれまでとは違う。もちろんメッシは特別だが、チームはここ数年でワースト(最悪)だ」と批判。その声は選手の耳にも届いていた。プレミアリーグ3位につける強豪をボール支配率で62%―38%、パス数で959本―491本と圧倒し、試合後にMFセスク・ファブレガスは「試合前に誰かがゴチャゴチャしゃべっていたが、これで黙るだろ」と皮肉で返した。

 左太腿負傷から1月に復帰したメッシは、これで公式戦4試合連続ゴール。「僕の調子はまた少し上がった。敵地で勝って重要な一歩を踏み出せた」と語った。復調してきたエースとバルセロナが目指すのは3季ぶりの欧州制覇だけだ。

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2014年2月20日のニュース