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マタが23日にもマンU入り 移籍金はクラブ史上最高64億円 香川は…

[ 2014年1月23日 11:27 ]

12年ロンドン五輪で日本と対戦したU―23スペイン代表のMFマタ(右)。左はU―23日本代表MF扇原貴宏(C大阪)

 イングランド・プレミアリーグ、チェルシーが22日、スペイン代表MFフアン・マタ(25)をマンチェスター・ユナイテッドに移籍させることに合意したと英BBC放送など複数の英メディアが報じた。

 マンチェスターUはクラブ史上最高となる3700万ポンド(約64億円)をチェルシーに支払い、4年半の契約を結ぶ見通し。マタはチェルシーのチームメートに別れのあいさつをしており、23日に身体検査を受けて、移籍が正式に決まる。

 リーグ杯準決勝第2戦後の記者会見でモイーズ監督は、移籍の話をシャットアウトしたが、直後に英メディアがマタ移籍を一斉に報じている。マタ獲得が決まると、同じポジションで出場機会の少ない日本代表MF香川真司の移籍話が加速すると思われる。香川をめぐっては、古巣ドルトムント(ドイツ)復帰や、アトレチコ・マドリード(スペイン)、チェルシー移籍などが噂されている。

 フアン・マタはレアル・マドリード(スペイン)の下部組織出身で、07年にバレンシアに加入するとトップチームデビュー。不振の続いたチームの中で確実に結果を出していくと、11年夏にチェルシーが完全移籍で獲得。背番号はバレンシア時代と同じ10番で、同シーズンの欧州チャンピオンズリーグとFA杯の2冠獲得に貢献した。昨季も欧州リーグ制覇を達成したが、今季から復帰したモウリーニョ監督がオスカル、アザールらをスタメンで起用したため、出場機会が減っていた。

 各年代のスペイン代表にも選出されている同選手は、06年U―19年欧州選手権を制覇。09年にA代表デビューを果たすと、10年W杯南アフリカ大会、12年欧州選手権でタイトルを獲得している。12年ロンドン五輪ではU―23スペイン代表主力として出場しているが、初戦の日本に0―1で敗れるなど、優勝候補と言われながら1勝もできずに1次リーグで敗退している。

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