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本田“野球トレ”「バッチコーイ!」豪快スイングも

[ 2013年12月27日 06:10 ]

雨の中、トレーニングに励む本田(右)

 ACミラン入りする日本代表MF本田圭佑(27)が南国で2次キャンプをスタートさせた。26日、スポニチ本紙が独占キャッチした。雨が降る中、1時間半のトレーニングで汗を流し、その後は室内練習場に移動して“野球トレ”を敢行。豪快なバットスイングや華麗なフィールディングを披露し、順調な仕上がり具合を見せた。

 都会のけん騒から離れた南国のピッチ。降りしきる雨の中、スタッフを従え、黙々と走る本田の姿があった。ダッシュやミニゲーム。1月に移籍するACミランでのプレーを想定するように試合時間と同じ90分間、たっぷりと汗をかいた。本田はこれでピッチを出たが、トレーニングはまだまだ終わらなかった。

 向かった先は室内トレーニング場。ボールとバットを見つけるやいなや「バッチコーイ!」と野球青年に早変わりした。本田は左のバッターボックスに立ち、スタッフに投手を任せて“野球トレ”が始まった。

 追い込んだ肉体のリフレッシュが目的。だが、次第に熱を帯びていった。「(母校の)星稜高野球部と対戦して以来やわ。8年ぶりくらい」と話したように大きく構えた最初の打席は三振。それでも2打席目からはしっかり適応しセンター方向へ打つセオリー通りのバッティングを披露した。変化球を投げるスタッフには「逃げのピッチングか」と一喝。ミランで背番号10の男は、野球では“4番”?そう思わせるような豪快なスイング軌道だった。

 守備ではショートに入ってノックを受けた。難しいショートバウンドの打球も華麗なステップとグラブさばきで処理。体が切れていることを印象付けた。そして何よりもリラックスした姿が充実した時間を過ごせている証だった。

 12日に帰国し、休養を挟んだ後は19日に再始動。年明けからカルチョの国での戦いが始まる。新天地での活躍を見据え、南国キャンプでは心身のコンディションを整えていくことになる。

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2013年12月27日のニュース