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大阪国際大学とFC大阪がコラボ 女子対象にサッカー教室開く

[ 2013年11月25日 05:45 ]

ミニゲームで触れ合うなでしこサッカー教室の選手や子供たち

 大阪・北河内地域の女子を対象にした「大阪国際大学女子サッカー部×FC大阪CRAVO」なでしこサッカー体験教室(協力・枚方市体育協会、スポーツニッポン新聞社)が24日、大阪国際大・枚方キャンパスグラウンドで行われた。

 FC大阪はG大阪、C大阪に次いで大阪から3番目のJリーグを目指すプロクラブで、CRAVOは女子チームとして今季に発足。大阪国際大女子サッカー部は関西学生女子リーグを中心に活動している。両チームはなでしこジャパンの活躍で女子サッカー人気が高まる中、競技のさらなる普及と地域活性化を目的として提携。初めての合同開催となるサッカー教室を実施した。

 この日は枚方体協の公式サイトの募集などで30人以上の小学生までの女の子たちが参加。大阪国際滝井高の女子サッカー部員たちも加わり、幅広い世代が集まった。約2時間のクリニックでは年代別に2チームに分かれ、パス練習やミニゲームを実施。FC大阪と大阪国際大の選手たちが中心となって子供たちとボールを蹴り合い、笑いの絶えない和やかな雰囲気となった。

 FC大阪にとっては創設1年目のチームを地元に定着させるための貴重な機会になる。現役時代にはJ2徳島に所属していた高橋健史監督は大阪国際大とのコラボの相乗効果を強調する。「こういったイベントにはどんどん出て知名度を上げていきたいです。大学の教育機関と連係して地域貢献活動ができるのはありがたいです」。大阪国際大も学内に地域協同センターを設置し、地域活性化を重要視している。横山誠総監督は「地域貢献にサッカー普及。子供たちやFC大阪の選手たちのようなアスリートと触れ合うことで学生の人間教育にもつながります。草の根の活動で女子サッカー人口を増やしていきたいです」と意欲を見せた。

 両チームは今後も大阪を中心に定期的に女子サッカー教室を開催する予定。未来のなでしこ育成と地域活性を一体化して進めていく斬新な取り組みにますます注目が集まりそうだ。

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