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松本 プレーオフ届かず…1―0勝利も得失点差で及ばず7位終戦

[ 2013年11月25日 05:30 ]

プレーオフ進出を逃し、悔しそうに引き上げる松本の選手たち

J2最終節 松本1―0愛媛

(11月23日 松本)
 白星締めも無念の終戦…。松本山雅は1―0で愛媛を下し勝ち点66で千葉、長崎と並んだが、得失点差で及ばず7位。J1昇格プレーオフ進出をあと一歩のところで逃し、19勝9分け14敗でJ2年目シーズンを終えた。
【試合結果 J2順位表】

 やれるだけのことはやったが、吉報は届かなかった。

 勝利から数分後、同時刻キックオフの他会場の結果がオーロラビジョンに映し出され順位が知らされると、スタンドからは「あ~…」と大きなため息。それでもサポーターはすぐに気を取り直し、全力で90分間走りきる山雅らしさを最後まで体現した選手たちに温かな拍手を送った。

 プレーオフ進出のためには勝利がほぼ絶対条件だった山雅は、序盤から積極的に攻めた。15分には岩上のFKがポストを直撃し、そのこぼれ球を塩沢が押し込みネットを揺らす。これは惜しくもオフサイドでノーゴールとなったが、その後も鋭いカウンターやサイド攻撃で何度も相手ゴールを脅かした。

 試合が動いたのは29分。ペナルティーエリア内で船山が倒され、PKを獲得。これを船山自らゴール左に蹴り込み、幸先よく先制した。9月15日の岡山戦以来のゴールに「今までのPKで一番緊張したが、落ち着いて蹴ることができた」と、背番号10は納得の表情。反町監督は「先取点を取れたのが非常に大きかった」とエースの一撃を称えた。

 後半は一進一退の攻防となったが粘り強い守りでゴールを死守。2戦連続の完封勝利を収め、他会場の結果を待った。終了直前まで千葉がリードを許していたため、そのまま終わればプレーオフ進出となったが、後半ロスタイムに千葉が追いついたため、惜しくも消滅。反町監督は「非常に残念。できればこのメンバーであと1試合、2試合やりたかった」と悔しさをにじませながらも「もっと精進しろということだと思う」と受け止めた。

 これで今季の公式戦全日程を終了。チームは12月8日まで全体練習を行う。来季続投が決まっている指揮官は「来年はより厳しい戦いになるが、今までやってきたことをベースにしながら、さらにパワーアップさせたい」と、早くも来季に視線を向けた。

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2013年11月25日のニュース