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メッシ復活アピール弾!バルサ ミランと引き分け堅首

[ 2013年10月24日 06:00 ]

前半23分、プレッシャーを受けながらもゴールを決めるメッシ

欧州CL1次リーグH組 バルセロナ1―1ACミラン

(10月22日)
 22日に8試合が行われ、H組のバルセロナは敵地でACミランと1―1で引き分けて同組首位を守った。右太腿負傷が回復して先発に復帰したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(26)が、1点を追う前半23分に同点ゴールを決めて復調をアピールした。
【1次リーグ】

 ケガからの復活を印象づける、力強い得点だった。1点を追う前半23分、バルセロナのカウンター。FWメッシは右サイドを駆け上がってMFイニエスタからパスを受けると、中央へ切り込んで元フランス代表DFメクセスを置き去りに。さらに後方から1メートル84のギニア代表DFコンスタンにチャージされてもバランスを崩さず、冷静にゴール右隅に流し込んだ。

 マルティノ監督は「メッシはよくやってくれた。もしコンディションに問題があったら90分プレーできなかっただろう」とフル出場したエースの状態に太鼓判を押した。9月28日に右太腿裏を負傷。全治2~3週間と診断されて1日の欧州CL・セルティック戦などを欠場していたが、19日の国内リーグ・オサスナ戦で途中出場した。復帰戦は出場時間が25分に制限されたが、中2日で状態は一気に上がってきた。

 欧州CLの最多得点記録にまた一歩近づいた。大会最多の4度目のハットトリックをマークした9月18日のアヤックス戦以来の今季4点目で歴代2位の通算得点を63に伸ばした。歴代最多の元スペイン代表FWラウルは71得点を挙げるのに144試合(1試合平均0・49得点)を要したが、メッシはまだ81試合(1試合平均0・78)。今季中に26歳の若さで記録を塗り替える可能性がある。

 次の標的は“クラシコ”だ。26日に国内リーグで宿敵Rマドリードとの対戦を控える中、指揮官は「あす(23日)の状態次第だが、大丈夫だろう」とエース起用に前向きだった。国内リーグはオサスナ戦で開幕からの連勝が8で止まったが、復活した背番号10と新たな連勝街道を走りだす。

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2013年10月24日のニュース