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ネイマール バルサ初ゴール!負傷交代メッシの穴埋めた

[ 2013年8月23日 06:00 ]

Aマドリード戦で移籍後初ゴールを決めたバルセロナのブラジル代表FWネイマール

スペインスーパー杯第1戦 バルセロナ1―1アトレチコ・マドリード

(8月21日)
 スペインスーパー杯の第1戦が21日に行われ、昨季リーグ王者のバルセロナが敵地で同スペイン国王杯覇者のアトレチコ・マドリードと1―1で引き分けた。1点を追う後半21分、途中出場のブラジル代表FWネイマール(21)が移籍後初ゴールを挙げて、負傷交代したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(26)の穴を埋めた。第2戦は28日にバルセロナで行われる。

 “ブラジルの至宝”の記念すべきスペイン初ゴールは、18日のリーグ開幕戦からさらに短く刈り込んだ頭から生まれた。1点を追う後半14分にネイマールが“切り札”として登場。同21分、同じブラジル代表のDFダニエウ・アウベスからの右クロスを、逆サイドでヘディングで叩きつけてゴールネットを揺らした。

 「バルサでの公式戦初得点が重要な同点ゴールとなり、チームに貢献できてうれしい」。公式戦2戦目での移籍後初得点で、チームのピンチを救った。序盤に先制点を奪われた上に、エースのメッシが左太腿を負傷して前半だけで交代。試合を圧倒的に支配しながら得点を奪えない中で、ブラジル代表で39試合24得点の決定力を発揮した。

 この得点力こそバルセロナがクラブ史上最高となる5700万ユーロ(約75億円)もの移籍金を払って獲得した理由だ。昨季リーグ戦の総得点115のうち、得点王メッシが挙げた得点は46。極度の“エース頼み”が、メッシが万全でなかった昨季欧州CLでの準決勝敗退にもつながった。「メッシの大ファンで一緒にプレーしたい。メッシを助けに来た」とバルサ入りの理由を話していたネイマールが新たな得点源になれば“メッシ依存症”は解消できる。

 ネイマールはコンフェデ杯優勝直後の7月に受けた扁桃(へんとう)除去手術の影響で貧血症となり、一時は6キロも体重が減ったが、初得点で体調回復もアピールした。「これからもっとゴールを決めたい。第2戦はバルサファンの前で王者になりたい」。次はホーム初得点を決めて、名門にあいさつ代わりの今季初タイトルをもたらす。

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