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J2降格のG大阪 再出発へ「タイトルはガンバの使命」

[ 2012年12月23日 06:00 ]

天皇杯準々決勝 G大阪―C大阪

(12月23日 長居)
 サッカー天皇杯は23日、各地でベスト8が激突する。長居陸上競技場でC大阪と対戦する来季J2のG大阪は22日、大阪府吹田市内で2日連続となる非公開練習で最終調整。日本代表MF遠藤は「優勝したい思いは強い」と宿敵を撃破してのタイトル奪取を誓った。

 大阪ダービーを翌日に控えても、ガンバの司令塔は泰然自若だった。C大阪の選手が「大阪といえばセレッソ」と力が入っているのとは対照的に「置かれている状況を考えれば、そう言われるのも当たり前。大阪がどっちかとかは気にしていない」と自然体。「どんな形であれ上に行きたい。その先にはACLもあるし、高いモチベーションで臨める」と淡々とした口調に闘志をにじませた。

 松波監督も「タイトルはガンバの使命」と強い気持ちを表現。練習では「来年ではなく、今できることをやり切らないといけない」と選手を鼓舞した。J2降格の来季、代表戦との過密日程が心配される遠藤も「来年のことは、来年考えればいい」。退任が決定している指揮官も、下のカテゴリーで戦うことになる選手も、今は目の前にある“最後の1冠”しか見ていない。

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2012年12月23日のニュース