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千真 最後は“顔面”!わずか13分でハット達成!

[ 2012年5月21日 06:00 ]

<FC東京・鳥栖>後半43分、ハットトリックとなる勝ち越しゴールを決め長谷川(左)とサポーター席に向かって走りだすFC東京・渡辺

J1第12節 FC東京3―2鳥栖

(5月20日 味スタ)
 FC東京が鳥栖に3―2で逆転勝ちし、今季2度目の3連勝。後半9分から途中出場したFW渡辺千真(25)がリーグ戦で自身初となるハットトリックをマーク。わずか13分間で3得点を挙げる活躍で、0-2からの劇的勝利を演出した。

 その瞬間、渡辺の視界を星が飛んでいた。後半43分、石川の高速クロスが顔に直撃。とどめの3発目は泥臭い“顔面シュート”となった。「持ってるね、オレ。3点目は鼻に“ガーン”って。痛かったけどいいんすよ、入れば」。後半30分からわずか13分間でハットトリックの離れ業。途中出場の男が1人で試合をひっくり返した。

 燃えていた。日本代表のザッケローニ監督も視察した一戦。23日のアゼルバイジャン戦に向けFC東京からは高橋、長谷川、徳永、権田と4人も招集された。「当然、刺激になる」と言った。

 12日の札幌戦では途中出場ながら途中交代の屈辱。その際、不満を態度に示すと後日、ポポヴィッチ監督から「あの態度は良くない」と呼び出されたという。「大人げなかった。交代の説明もあったし、いい経験になった」。屈辱をバネにした3ゴール。公式戦7得点は断トツのチーム得点王だ。

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2012年5月21日のニュース