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おかえりボンバー 荒川1年半ぶりゴール!五輪も視野

[ 2012年4月16日 06:00 ]

<AS狭山・浦和>後半6分、浦和・荒川が1年半ぶりのゴール

なでしこリーグ第1節 浦和5―0AS狭山

(4月15日 NACK)
 鮮やかなカムバック弾だ。“ボンバー”こと浦和の元なでしこジャパンFW荒川恵理子(32)が約1年半ぶりにリーグ戦でゴールを決め、左すねの疲労骨折から完全復活した。AS狭山との埼玉ダービーの後半6分、柴田の右クロスをゴール正面で待ち構え、トレードマークのアフロヘアの頭で560日ぶりにゴールネットを揺らした。チームはその後、3点を追加して快勝。村松監督も「荒川のゴールは大きかった」と目を細めた。

 苦しんだ分、喜びもひとしおだった。昨年3月のアルガルベ杯(ポルトガル)から帰国した直後に左すね7カ所の疲労骨折が判明。7カ月のリハビリを経て10月に復帰。昨季リーグ戦は終盤2試合に途中出場したが、無得点に終わった。

 「今年はいろんな意味で勝負の年。五輪もあるし、チームでタイトルを獲りたい」。強い決意を抱いて臨んだ開幕戦でゴールが生まれ「やっと、という気持ち。(状態は)もっと上げられるはずなので、100%と言うよりは72%ぐらい」と笑顔がはじけた。

 3度目の五輪出場も視野に入れている。「ロンドンは諦めていない」。そのためには全盛期の輝きを取り戻し、リーグで得点量産が不可欠。「気負わずに、最終的に得点王になれれば」。大きな一歩を踏み出したボンバーは、がむしゃらにゴールを目指す。

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2012年4月16日のニュース