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五輪へ戦術の強化と浸透…なでしこ、29日にノルウェー戦

[ 2012年2月28日 19:43 ]

アルガルベ・カップの初戦を翌日に控え練習する沢(中央)ら

 サッカー女子の国際大会、アルガルベ・カップは29日に開幕し、1次リーグB組の日本は午後0時40分(日本時間同9時40分)からポルトガルのパルシャルでノルウェーと対戦する。最新の国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本が3位で、ノルウェーは12位。

 日本は28日、ビラモウラで練習を行い、紅白戦では主力組に新主将の宮間(岡山湯郷)や沢(INAC神戸)らが入った。2トップは永里(ポツダム)と川澄(INAC神戸)が組んだ。

 佐々木監督はこの大会を、テストの機会と位置付けている。続いて対戦する同12位のデンマークや同1位の米国など実力国を相手に、戦術の強化と浸透を図りつつ、現状を確認したい考えだ。

 特に日本のパスサッカーが警戒されることを見越し、パスの速度を上げることや、組織的な守備に対して相手のいない場所でパスを受け、それに周囲の選手が連動することなどを繰り返し意識付けしてきた。センターバックと守備的MF、サイドバックとサイドのMFなど、流れに応じてポジションを入れ替えることも狙いに挙げている。

 ロンドン五輪で登録できる選手は18人と少ない。けがを抱える選手の回復具合や新戦力の見極めも大切なテーマ。初代表の京川(宮城・常盤木学園高)ら新たに招集された選手にはアピールの場となる。(共同)

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