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メッシ CL譲れん弾!4季連続得点王へ単独首位浮上

[ 2012年2月16日 06:00 ]

3点目が入り喜ぶバルサイレブン

欧州CL決勝T1回戦第1戦 バルセロナ3-1レバークーゼン

(2月14日)
 欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦は14日に2試合が行われ、昨季王者バルセロナが敵地でレバークーゼンに3―1で先勝した。FWリオネル・メッシ(24)が先制アシストとダメ押し弾で貢献。決勝トーナメントの得点数を単独最多の19に伸ばし、8強入りに弾みをつけた。第2戦は3月7日に行われる。
【欧州CL動画】

 メッシがレバークーゼンに致命的なダメージを与えた。2―1の後半43分、敵陣でボールを持つと絶妙のスルーパスを通し、ゴール前でダニエウ・アウベスの折り返しに左足を合わせてダメ押し弾。今季公式戦15勝3分けと圧倒的な成績を誇るホームでの第2戦を残し、2点差の大きなアドバンテージをもたらした。

 「素晴らしいプレーを見せてくれた。チームに彼がいてくれてハッピーだよ」とグアルディオラ監督。先制点もエースの左足から生まれた。前半41分に守備のスキを突いて最終ラインの裏に浮き球を送りサンチェスの得点を演出。これが勝利への突破口となった。

 先制するまでは相手のホームで苦しんだ。80%近いボール支配率を誇りながらスペースを埋めて守備を固めた相手を崩し切れず、時間が過ぎる。今季国内リーグのアウェー戦で4勝5分け2敗と苦戦し、首位Rマドリードと勝ち点10差という困難な状況を招いた。直前の11日にも敵地で格下オサスナに2―3で敗戦。大きな打撃を受けて迎えたこの日のアウェー戦だったが、メッシの先制アシストが状況を変えた。

 追い込まれたレバークーゼンが後半に入って攻撃にシフトチェンジ。後半7分に1点を返されたが、ゴールの奪い合いなら負けない。前がかりになった相手から3分後にサンチェスが勝ち越し弾を挙げ、終了間際にメッシが決定的な3点目。殊勲の背番号10は「(オサスナ戦から)頭を切り替えて戦うことが大切だった。リーグ優勝は困難になったが、最後まで戦い続ける」と力を込めた。

 4季連続得点王を狙う得点ランクで単独首位に立ち、CL決勝トーナメントの最多得点記録でも19でラウルとシェフチェンコを突き放した。背番号10が数字を伸ばせば、バルサも頂点に近づく。

【欧州CL得点ランク】
7点 メッシ(バルセロナ)
6点 ゴメス(バイエルンM)
5点 ドゥンビア(CSKAモスクワ)
5点 A・フライ(バーゼル)
5点 ゴミス(リヨン)
5点 ソルダード(バレンシア)

【欧州CL決勝T得点ランク】
19点 メッシ(バルセロナ)
18点 ラウル(Rマドリード、シャルケ)
18点 シェフチェンコ(Dキエフ、ACミラン、チェルシー)
16点 インザーギ(ユベントス、ACミラン)
14点 ルーニー(マンチェスターU)

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