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J1昇格へ新たな敵…札幌 10センチの雪にお手上げ

[ 2011年11月18日 14:39 ]

雪が積もるピッチでランニングをする札幌イレブン

 J1昇格争いを繰り広げるJ2札幌に新たな敵が現れた。

 20日の草津戦(正田スタ)へ向けた17日の札幌・宮の沢の練習は、約10センチの積雪のためにボールが使えず、室内の筋力トレーニングとランニングで終了。18日の練習も、雪解けを待って開始時間を午前11時に遅らせることを決めた。

 ギリギリまで手は尽くした。午前9時30分の練習開始を同11時に変更。さらに午後1時開始に遅らせてスタッフ総出で除雪にあたったが、わずかなスペースを確保するのが精いっぱいだった。鳥栖から移籍1年目のDF日高が「雪で練習ができないとは思わなかった」と話せば、DF岡山も「これから(車の)タイヤを交換しないと」と驚きの表情だ。

 この時期の雪による練習への支障は毎年のこと。しかし今年は昇格を争っているだけに、そんなことも言っていられない。クラブ側は今後、積雪での練習中止を避けるため、雪の少ない室蘭市のサッカー協会に練習場確保の協力を要請した。「(雪は)しょうがないじゃろう。今まで積み上げてきたものがあるし、選手を信じている」と石崎監督。昇格争いは天候との戦いにもなりそうだ。

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2011年11月18日のニュース