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セゾンがなでしこ“金”サポート!基金も作る

[ 2011年10月26日 06:00 ]

クレディセゾンの林野社長(左)から、「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」を贈呈され、笑顔を見せる佐々木監督。右は日本サッカー協会の小倉会長

 なでしこジャパンが“VIPサポート”を受ける。「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」のセレモニーが25日、東京都文京区のJFAハウスで行われ、日本代表のサポーティングカンパニーのクレディセゾンから、W杯で優勝したなでしこジャパンの21選手と佐々木則夫監督(53)に提携するアメリカン・エキスプレスのゴールドカードと報奨金50万円が贈られた。同社は活動をサポートする「なでしこ基金」を設立するなど、今後も全面的な支援を続ける。

 今回贈呈されたゴールドカードには報奨金50万円が口座に振り込まれており、年会費の1万500円も永年無料。W杯決勝・米国戦をテレビ観戦して涙を流したというクレディセゾンの林野宏社長(69)は「300万円くらいの年収で恵まれていない中で世界チャンピオンになった。この感激を形にしたかった」と“太っ腹支援”を説明。ロンドン五輪で金メダルを獲得した場合は「今度は100万円」と倍の報奨金を約束した。

 支援は報奨金にとどまらない。同時に無料で贈呈された年会費1万円のプライオリティーパスは、世界の600カ所の空港ラウンジを利用できる。「今回の試合(W杯)もエコノミークラスで行ったと聞いた。遠征とか大変だし、ラウンジで休んでもらいたい」と林野社長。8、9月のロンドン五輪アジア最終予選でも、なでしこジャパンは経由地の中国・上海で一般客と一緒に搭乗口前で待った。来年の海外遠征、ロンドン五輪の際には、ラウンジを利用して移動による疲労を軽減することが可能になった。

 将来的なサポートも約束した。今後「なでしこ基金」を設立し、約3500万人の一般カード利用者になでしこジャパンへの支援を求めていく。林野社長は「グッズやカレンダーを作って買ってもらったり、どういうものをやるのか(日本協会と)話していきたい。東日本大震災のときは7億円集まった」と自信満々だ。日本協会の小倉会長は「本当にありがたい」と喜んだ。

 最大級のサポートを得て、佐々木監督も気持ちを新たにした。「五輪の前にゴールドカードをもらった。それに合う色のメダルを獲ろうとみんなで言っている」。ロンドン五輪の金メダルで、感謝の気持ちを表す。

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2011年10月26日のニュース