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攻撃は自重 長友「DFとして最高にうれしい」

[ 2011年10月19日 10:19 ]

フル出場したインテル・ミラノの長友(左)

欧州CL1次リーグB組 インテル・ミラノ1―0リール

(10月18日)
 今季は好結果に恵まれないインテル・ミラノが、フランス王者のリールから白星を挙げた。

 守備のもろさが出て国内リーグで2連敗した後の一戦。前半のリードを守り抜いてB組首位に浮上。攻撃参加を自重し、手堅いプレーを続けた長友は「失点をゼロに抑えられたことが、DFとして最高にうれしい」と喜んだ。

 両サイドに人数を割いて攻めてきた相手に対し、サイドバックの長友は数的不利な状況に追い込まれた。特に後半は防戦一方。それでも「飛び込まずに、攻撃を遅れさせるようにした」と冷静な位置取りで対応した。相手が苦し紛れに放り込んだクロスは中央のキブやルシオがはね返した。

 攻め上がる場面はわずかだったが、前半21分の先制点に絡んだ。センターライン付近左寄りで相手のパスを「狙っていた」と言うインターセプト。このボールを巧みな連係でつなぎ、最後はパッツィーニが豪快に蹴り込んだ。

 インテルの不振の主因は、エースFWエトーの移籍で浮上した攻撃の不安よりも、むしろ守備面にある。国内リーグと欧州CLを合わせた直近5試合すべてで失点し、計11点を失っていた。この無失点勝利を立て直しの契機にできるか。長友は「次につなげたい」と表情を引き締めた。(共同)

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2011年10月19日のニュース