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ゲッツェ独代表初ゴール 18年ぶりブラジルに勝利

[ 2011年8月12日 06:00 ]

代表初ゴールを決めるドイツのゲッツェ

親善試合 ドイツ3-2ブラジル

(8月10日 シュツットガルト)
 親善試合が10日に各地で行われ、ドイツは地元シュツットガルトでブラジルから18年ぶりの白星を挙げた。代表初先発となったMFゲッツェの代表初得点などで3―2の勝利。

 チャンスを確実にものにした。代表7戦目で初先発した19歳のゲッツェが1―0の後半22分にブラジル撃破の流れを決める追加点。ドイツに歴史的な1勝をもたらし、先発定着をアピールした。

 「全ての瞬間を楽しんだ。チームもいいプレーで助けてくれた。素晴らしい試合になったよ」

 最終ラインの裏に抜け出してパスを受けると、GKを右にかわして角度がない位置から右足でゴール。ドルトムントではMF香川の相棒として活躍し、5日に行われたハンブルガーSVとのリーグ開幕戦では1得点1アシストなど全3得点に絡んだ。RマドリードのMFエジルが招集を免除された中で代表初先発。クラブでの勢いそのままに躍動した新星にレーブ監督は「驚くほど広い視野で常に解決策を見つけ出す。選手の選択肢が増えてハッピー」と笑った。

 先発平均23・5歳という若さあふれる布陣にあっても存在が際立った最年少の19歳。皇帝ベッケンバウアー氏も「技術と試合を理解する力はメッシ並み」と認める。香川とのコンビでドルトムントを引っ張る若武者が、ドイツに欠かせないピースとなりそうだ。

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2011年8月12日のニュース