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U―22課題克服へ 関塚監督「組織で守り勝つ」

[ 2011年8月10日 06:00 ]

指示を出す関塚監督

国際親善試合 U―22日本―U―22エジプト

(8月10日 札幌ド)
 ロンドン五輪出場を目指すU―22日本代表は、10日にU―22エジプト代表との親善試合に臨む。9日は会場となる札幌ドームで公式練習を行った。6月のロンドン五輪アジア2次予選ではアウェーでのクウェート戦を1―2で落とすなど、最大のポイントは守備の立て直し。9月からスタートするアジア最終予選を占ううえで、エジプト戦で完封勝利できるかどうかが大きな判断材料となりそうだ。

 前日会見に臨んだ関塚監督の言葉が全てを物語っていた。「守備で全体の意思統一が必要。組織で守り抜いて勝ちにいきたい」。6月のクウェートとのアジア2次予選はホームで3―0とリードしながら1失点、アウェーでも1―0から2失点と、守備の修正が急務となっていた。守備陣の新戦力は左サイドバックの和田のみだが、エジプト戦では昨年11月のアジア大会でコンビを組んでいた鈴木と薗田がセンターバックに入る見通し。

 3日まで行われた日本代表候補合宿に参加した鈴木は「もっとラインを上げられることが分かったので、守備が上げて、前からもプレスしていければ」とA代表での経験を関塚ジャパンに注入する構え。薗田も「守備としてはゼロに抑えないといけない」と力を込めた。アジア大会を制した最強コンビの復活は、吉と出るか凶と出るか――。

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2011年8月10日のニュース