×

丸山 避難生活者と交流「応援してくれた人が私たちを走らせてくれた」

[ 2011年7月29日 13:10 ]

被災したサッカー少女たちと懇談する「なでしこジャパン」の丸山桂里奈

 サッカー女子ワールドカップ(W杯)で初優勝した「なでしこジャパン」のメンバー丸山桂里奈(28)が29日、福島県庁を訪れ、佐藤雄平知事らに優勝の報告をした。丸山選手は「一人一人の勝ちたい気持ちも強かったが、応援してくれた人が私たちを走らせてくれたと思う」と話した。

 丸山は、福島県が本拠地で福島第1原発事故後に活動を休止した「東京電力マリーゼ」に以前、所属していた。W杯では準々決勝のドイツ戦で決勝ゴールを決めた。

 丸山の金メダルを見た佐藤知事は「さらに復興に勢いがつく」と笑顔を浮かべた。

 この後、丸山は被災して避難生活を送る県内の小中高校生の女子13人と交流。全員がサッカーをしている少女らから、ドイツ戦でのゴールについて問われ「一瞬歓声が止まったのでゴールしたのか信じられなかったけれど、うれしかった」と振り返った。

 丸山は最後に「震災以来大変だと思うが、被災した人やそれを支える人を見て力をもらった。毎日を楽しんで頑張ってもらいたい」とエールを送った。

続きを表示

2011年7月29日のニュース