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本田 ユーベ超意識!“挑戦心”変わらず「もっと上に」

[ 2011年6月29日 06:00 ]

イタリアの国旗と同じ色のあわせのシャツを着て帰国する本田

 CSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑(25)が、イタリアの名門ユベントスが移籍先の有力候補に挙がったことを歓迎した。リーグ前半戦終了後の中断期間を利用して、28日に成田空港着の航空機で帰国。かねてビッグクラブへの移籍を希望していることを強調し、ユベントスについても好意的な印象を口にした。

 イタリアカラーが目を引いた。白シャツ、白パンツに紫のサングラスと茶色の革靴。個性的ファッションに身を包んだ本田が、成田空港に降り立った。セリエAの名門ユベントスが獲得に動いていることに関して「何も決まってないんでね。逆に俺が教えてほしい」とした上で「率直にビッグクラブが僕の噂をしてくれるのは悪いことではない」と歓迎。ユベントスを意識しているのか、シャツにはイタリア国旗と同色の赤、白、緑のラインが施されていた。

 国内最多27回のリーグ優勝を誇るユベントスは今夏の移籍市場で本田の獲得に動いており、既にクラブ間交渉を重ねている。本田は現在の環境に不満があるわけではない。ロシアリーグについて「トップリーグじゃないのは事実ですけど、かといって物足りないリーグではない。ちょっとでも手を抜けば、やられるケースも多いし、悲観する状況では全然ない」と説明。6月の5試合は2得点2アシストと結果を出しており「自分の中ではちょっとトンネルを抜けた感があって、今は、その序章」と充実感をにじませた。それでも「もちろん今まで通り、もっと上のレベルに挑戦したいという気持ちは変わっていない」と話しており、ビアンコネロ(白と黒)のユニホームに袖を通す魅力が上回るのは間違いない。

 首位で前半戦を折り返したCSKAモスクワの再開初戦は7月21日のボルガ戦の予定。本田は「オフの予定は何も決めていない。でも休まないですよ」と自主トレを続ける方針を示した。1000万ユーロ(約12億円)以上とされる移籍金をクリアして、CSKAモスクワとユベントスの交渉がまとまれば、直接イタリアに渡る可能性もある。レフティーが国内で調整しながら吉報を待つ。

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2011年6月29日のニュース