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永井2発!大迫ダメ押し!U―22日本、豪州に逆転勝ち

[ 2011年6月1日 18:15 ]

後半、自身2点目のゴールを決める永井(右)

 来年のロンドン五輪出場を目指すU―22日本代表は1日、新潟・東北電力ビッグスワンスタジアムでU―22オーストラリア代表と国際親善試合を行い、エースFW永井の2得点などで3―1で逆転勝ち。19日に迫った五輪アジア2次予選・クウェート戦(豊田ス)に弾みをつけた関塚監督は「初ホーム(での試合)で逆転勝ち。選手が良くやってくれた」と満足げに振り返った。

 日本は前半立ち上がりに永井のパスカットから好機をつくったが、直後にカウンターで失点。右サイドを突破され、最後はフリーでパスを受けたオーストラリアの10番・ニコルスに先制ゴールを決められた。その後もパスをつないで日本ゴールに迫るオーストラリアに主導権を握られたが、GK権田らを中心にしのぐと、前半ロスタイムに永井が同点弾。MF山村が中盤で相手ボールをカットし右サイドへスルーパスを送ると、永井はペナルティーエリアで相手DFをかわしてGKとの1対1を制し、右足で同点ゴールを流し込んだ。

 後半からは一転、ハーフタイムに「マークのズレを修正した」(関塚監督)という日本のペースとなった。同18分には永井が相手のクリアミスを突いて勝ち越し弾。スピードを生かして相手DFのバックパスを追うと、GKをかわし右足でループシュート。ボールは無人のゴールに転がり込み、日本がリードを奪った。同39分には途中出場のFW大迫が永井からのクロスを右足ボレーで押し込んで、ダメ押しの3点目を挙げた。

 ▼関塚隆・U―22日本代表監督の話 前半は崩された。ハーフタイムで話し合って、守備がビシッと決まってからはスムーズにいった。逆転勝ちできてよかった。

 ▼権田の話 失点はうちのCKから。気を付けていたところなので反省している。後半、オーストラリアの運動量が落ちたからこういう結果になった。

 ▼山村の話 前半は守備で連動できなかった。プレスをかけても外された。もう少し、しっかりつなごうと思ったが、なかなか修正できなかった。

 ▼ビドマー・U―22オーストラリア代表監督の話 前半はとてもよかった。たくさんの得点機をつくった。永井がいい選手であることは疑いようがない。

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2011年6月1日のニュース