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C大阪4発快勝!G組2位で決勝トーナメント進出

[ 2011年5月11日 06:00 ]

<C大阪・山東魯能>後半28分、ゴールを決め、喜ぶ乾

ACL1次リーグG組 C大阪4―0山東魯能

(5月10日 長居)
 圧倒的に強かった。胸のすく快勝に、セレッソコールが鳴り止まない。

 小雨が舞う中、4人の役者が決めて、Jリーグ勢4チーム目となる初出場でのラウンド16進出が決定。「技術、戦術、フィジカル、すべてにおいて最高、ほぼ完璧だった。内容もよくて結果も出た。セレッソの歴史に新たな歴史を刻めた」。レヴィー・クルピ監督も、満足そうにうなずいた。

 「前半、左足で2本ドカ蹴りしていた。左足でぶち抜きたかったですけど、うまく決まって良かった」

 試合を決めたのは、清武の右足だった。1-0で突入した後半開始2分。乾が起点となり、右サイドのホドリゴ・ピンパォン、左サイドの小松とつなぎ、ゴール前の背番号13へ落とす。落ち着いて胸トラップし、ゴールネットを揺らした。

 もちろん、エースも黙っていない。2点をリードした後半28分には、乾が体勢を崩しながらゴール左へ流し込み、ダメ押しの3点目。「塁くん(小松)がキープしてくれたので、自分がどう絡んでいけるか考えた。起点ができてよかった」。スタートから2トップを置いたのは今季初めて。新たなオプションに手応えを口にした。

 不敗神話も強さの象徴だ。ホーム(金鳥ス、長居)の公式戦は昨年7月24日のリーグ山形戦(長居)以来、16戦負けなし。2位通過のため、24日にアウェーで戦うラウンド16は11日、Eグループの結果次第でライバルG大阪とあたる可能性もある。「目指しているところはもっと上にある。ガンバより上に行きたい?ガンバというよりは、どこよりも上に行きたい」。乾は語気を強めた。まだ満足できない。本当の勝負は、ここから始まる。

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