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18歳爆発!宮市“公約”達成2ゴール2アシスト

[ 2011年4月18日 06:00 ]

ビレム2戦の前半、ゴールを決め祝福されるフェイエノールトの宮市(右)

オランダリーグ フェイエノールト6―1ビレム2

(4月17日)
 日本のホープが爆発した。フェイエノールトのFW宮市亮(18)は17日、ホームで行われた最下位・ビレム2戦に3トップの左で10試合連続の先発出場。0―1の前半27分に左CKから同点ゴールをアシストすると、直後の同29分には8試合ぶりリーグ2点目となる勝ち越しゴールを挙げた。

 勢いはハーフタイムをはさんでも衰えず、後半10分にこの試合2アシスト目を記録し、同36分にはダメ押しゴール。終わってみれば2得点2アシストの活躍でチームを6―1の大勝に導いた。

 プロデビューから節目の10試合目に、宮市が光り輝いた。0―1の前半27分、左CKから同点ゴールをアシストすると、直後の前半29分には自ら勝ち越しゴール。MFメーウビスが出したグラウンダーの右クロスを、左からペナルティーエリア内に走り込んで冷静に右足ダイレクトでゴール左隅に蹴り込んだ。デビュー2戦目だった2月12日のヘラクレス戦以来8試合ぶりの2点目。両手を握りしめて歓喜の雄叫びを上げた。

 東日本大震災の被災者にささげるゴールだ。3月11日の大震災の直後、同13日のNAC戦後に「一人でも多くの人が救われますように」の手書きのメッセージを記したTシャツを披露。レンタル元のアーセナルの方針で取材が規制されているが、同20日のローダ戦後には自ら希望して取材に答え「ショックを受けたし、胸が痛い。夢や勇気を与えるのが仕事なので、一人でも多くの人を勇気づけられれば」と話した。“公約”していたゴールを日本に届けた。

 後半10分には左CKからこの試合2つ目のアシストをマークし、同36分にはこぼれ球を左足で押し込んでチーム6点目を決めた。

 6月のロンドン五輪アジア2次予選(対クウェート)でU―22日本代表に初招集されることは確実で、7月の南米選手権にも名を連ねる可能性がある。あと3試合で終了するシーズン後にも、宮市の動向には注目が集まりそうだ。

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