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クウェートに完敗…関塚ジャパン11戦目の初黒星 

[ 2011年2月10日 06:00 ]

クウェートに完敗し、ピッチを去るU22日本イレブン

 12年ロンドン五輪を目指すU―22日本代表は中東遠征5日目の9日、クウェート代表と親善試合を行い、0―3で完敗した。昨年11月のアジア大会で得点王に輝いたFW永井謙佑(21=名古屋)が不発に終わり、守備陣も前半42分にカウンターから先制点を奪われるなど3失点と崩壊した。関塚ジャパンは練習試合を含め11試合目で初黒星。12日にU―22バーレーン代表と対戦する。

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 中東勢相手の試合では絶対に気をつけなくてはいけない注文通りのカウンターで先制点を許してしまった。前半42分、敵陣のCKのこぼれ球を拾われ、スピードのある相手MFインジに左サイドを突破された。最後はFWアゼミに押し込まれて失点。後半10分にもインジにサイドを崩されて追加点を奪われ、後半32分にダメ押しされた。相手のクウェートは控え組が中心とはいえA代表。スピードとフィジカルの差を見せつけられた。

 就任後初黒星の関塚監督は「五輪予選でこういう結果だったら大変なこと。全ての面で締め直してかからないと。中東相手の戦いで、ゲームの入り方といい(カウンターからの)失点の仕方といい、きょうの試合を教訓にして次に生かしていかなければならない」と険しい表情で振り返った。

 攻撃陣は1トップで先発したエースの永井が不発に終わった。開始直後にシュートを放った以外は、フィジカルに勝る相手に仕事をさせてもらえず、試合後は「(相手は)球際が強かったし、うまかった。裏に抜けてもカバーがいたり、マークにつかれたりして、きょうはいいところがなかった」と肩を落とした。6月から始まる五輪アジア予選は中東勢と対戦する可能性もあるだけに、その対策に大きな課題が残る結果となった。

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