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川島の無念胸にピッチへ…GK西川の武器は「安定感」

[ 2011年1月15日 09:03 ]

アジア杯1次リーグB組  日本―サウジアラビア

(1月17日
カタール・ドーハ)
 アジア杯1次リーグB組の日本は17日にサウジアラビアとの最終戦に臨む。勝つか引き分ければ、自力での8強入りが決定。GK川島(リールセ)の出場停止で先発が確実な西川周作(広島)は「永嗣(川島)さんから吸収させてもらっているものを試合で出したい」と、先輩の無念を胸にピッチに立つ。

 13日のシリア戦では川島の退場で急きょ、出場することに。直後には相手にPKを決められたものの「その後も落ち着いて試合に臨めた」と振り返ったように、動じた様子はなかった。数本のシュートを確実に抑え、勝利に貢献した。

 代表ではこれが4試合目の出場となったが、2005年の世界ユース選手権(現在の20歳以下ワールドカップ)や08年の北京五輪でともに主力で起用されるなど国際経験は豊富。183センチとGKとしては小柄ながら反応は鋭く、左足の正確なキックで攻撃の起点になれるのも強みだ。

 日々の練習では妥協なく「一つのキャッチング。はじくのではなく、自分が収める。簡単なボールこそ難しい」と安定感を追求する。24歳の代役GKに、その成果を発揮する時が訪れようとしている。(共同)

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2011年1月15日のニュース