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「誰も成し遂げていないことをやる」G大阪指揮官

[ 2010年1月28日 08:24 ]

 G大阪の西野朗監督(54)は27日、過去に例のないACLと国内リーグの同時制覇を今季の目標に設定した。今年初めて吹田市内のクラブハウスを訪れ、「誰も成し遂げていないことを目標にしたい。壮大な目標に一歩一歩、近づきたい」と力強く宣言した。

 天皇杯を獲得し順調に滑り出した10年だが、指揮官の苦悩はすでに始まっている。貴重なバックアップだった山崎、播戸、寺田、倉田が移籍した一方、「今の成熟したガンバの中盤に(移籍で)動いてくる選手はいない」と嘆くように、代役の補充はままならなかった。さらに移籍確実だったFWチョ・ジェジンが逆転残留。新たに獲得したFWゼ・カルロスとC契約FWドドを含め、外国籍選手5人がすべて前線に集中する想定外の展開となった。
 ベンチ入りメンバーの選択にも苦労する中で史上初の快挙を達成するためには、やはり若手の成長が不可欠だ。「レギュラークラスだけでは無理。自分の采配が迷うぐらいにレベルアップを期待したい」と例年以上に新戦力の台頭に期待をかけた。

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2010年1月28日のニュース