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攻めきれない岡田ジャパン…やっぱり俊輔が救った

[ 2009年3月28日 22:01 ]

<日本・バーレーン>後半、FKから先制ゴールを決める中村俊輔

 【日本1―0バーレーン】圧倒的に攻めながらゴール前を固める相手から点を奪えない。2試合連続引き分けに終わったホームでのW杯最終予選と、全く同じ光景が繰り返された。チームに漂う手詰まり感。それを打破したのは、日本の武器である中村俊の左足だった。

 後半開始からわずか2分のFKだった。ペナルティーエリア外のゴールほぼ正面。遠藤がチョコンと球に触れ、中村俊が「必殺」の左足を振り抜いた。壁に入った相手の頭をかすめ、ボールはゴール右隅に吸い込まれた。
 この位置のFKは合宿中に、人に見立てた壁を置いて入念に確認していた。「1メートル85ぐらいの大きな選手が2人、壁に入っても(壁の後ろに)確実に球を落とせる感覚はつかめた」との言葉通り、相手の頭に触れたものの見事にネットを揺らした。背番号10はガッツポーズで喜んだ。
 この1年で2勝2敗だった因縁のバーレーン戦。岡田監督は「何としても決着をつけたい」と意気込んでいた。ホームでの初勝利で、日本はW杯に向けて大きく前進した。

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2009年3月28日のニュース