チェルシー撃破！リバプール堅守で首位浮上

　イングランドプレミアリーグ第９節の６試合が２６日に行われ、リバプールが１―０でチェルシーを下して首位に立った。チェルシーはホームでのリーグ戦不敗記録が８６で止まった。試合前日にファンデ・ラモス監督を解任した最下位のトットナムはレドナップ新監督の下、今季初勝利を挙げた。

　リバプールが無敗対決を制し、首位に浮上した。前半１０分、ＭＦシャビ・アロンソのシュートが、チェルシーＤＦボシングワに当たり、角度を変えてゴールイン。幸運な先制点を堅守で守り切った。ケガで離脱中のＦＷフェルナンド・トーレスの不在を感じさせない勝利。ベニテス監督は「リーグ優勝を目指すわれわれにとって、大きな刺激になった」と９０年以来のリーグ制覇の手応えを口にした。

　＜チェルシー　ホーム不敗記録８６戦でストップ＞０４年２月から４年以上も不敗を誇ったホームでの敗戦。不敗記録が８６で止まったものの、フェリペ監督は相手の健闘を称える余裕を見せた。「リバプールとの戦いは常にダービーのようなもの。首位を獲られたが事実として受け止め、水曜日（２９日）のハル戦に備えたい」。終始、攻め続けたもののスペースを消され、途中から空中戦に切り替えても効果なし。相手の高さにことごとくクロスをはね返された。