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マンU 主力温存でも強さ別格

[ 2008年4月10日 10:23 ]

 攻撃の看板を温存しても別格の強さだった。欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦で、マンチェスター・ユナイテッドはロナルド、ルーニー、スコールズを控えに回し、余裕を漂わせる先発布陣。だが奔放な攻撃は色あせない。後半25分、前線のアルゼンチン代表FWテベスが右クロスに猛然と飛び込み、ダイビングヘッドでネットを揺らすと、超満員の本拠地が熱狂に包まれた。

 指揮官は今季のチーム力について、国内リーグとFAカップ、欧州CLを制した1998―99年シーズンと比べても「過去最高だろう」と自信を示す。準決勝で当たるバルセロナの本拠地カンプノウは、9季前に「奇跡の3冠」を達成した競技場だ。

 ≪デロッシ 痛恨のPK失敗≫ローマは痛恨のPK失敗が響いた。前半30分、ホームの第1戦に続き負傷で欠場したトッティの後継者とも呼ばれるデロッシが大きくゴール上に外し、前回準々決勝で大敗した相手に雪辱する流れを逃した。スパレッティ監督は「悲しい結果だ。デロッシは責任感の強い男だし、あのPKは仕方ない」とかばった。チームは前半から積極的にシュートを放ったが、相手GKファンデルサルを脅かす場面はほとんどなく、同監督は「スピードや力強さでレベルの差を認めざるを得ない面がある」と落胆を隠せなかった。(共同)

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2008年4月10日のニュース