×

“タフガイ岩政”第1関門突破

[ 2008年1月24日 06:00 ]

フットバレーでヘディングする岩政

 “タフガイセンターバック”が今度は代表定着を狙う。DF岩政大樹(25)が鹿島の同僚・内田とともに初の日本代表入り。「代表は常に競争が続くし(DFの数は)結構いるんで微妙ですね」と話しつつも「とりあえず、これからも長くチームに帯同できるのは大きいです」とホッとした表情をのぞかせた。

 ケガをしない強みがある。生まれつき体が硬いとあって、岩国高や東京学芸大時代はたびたび負傷。重要な試合を欠場することも少なくなかった。その教訓を生かし、プロ入り後は入念なストレッチを日課に取り入れた。今では「やらないと気持ち悪くなる」と話すほどだ。

 その成果もあり、プロ入り後は大きなケガはなくなった。リーグと天皇杯を制した昨季も、出場停止だった昨年3月11日のG大阪戦以外は全公式戦にフル出場。チーム2冠の立役者となった。負傷で今回の合宿を欠場した闘莉王は昨季も負傷を繰り返し、代表を辞退することが多かった。それだけに、ケガに強い岩政は過密日程での招集となる代表にとって大きな“保険”となる。

 「代表の雰囲気にも徐々に慣れてきた。あとは自分の居場所を見つけるだけ。定着できるように周りの信頼を勝ち取りたい」と岩政。これまで地道に積み重ねてきた実力を、代表でもようやく証明する時がやって来た。

続きを表示

2008年1月24日のニュース