田中兄弟　ミスで流れ呼べず反省「会場の雰囲気に飲まれた」

＜体操男子団体予選＞鉄棒でバランスを崩す田中和仁

ロンド五輪体操

　体操の代表として女子の田中理恵（日体大研究員）とともに３きょうだいで注目される和仁と佑典の兄弟は、チームに流れを呼び込めなかった。

　出だしの鉄棒で和仁はひねり技に失敗して片手が外れ、佑典は離れ技で落下。和仁は安定感を評価されて５種目でトップバッターを務めたが、前半３種目でミスを連発し「会場の雰囲気にのまれていた。エンジンの掛かりが遅かった」と反省しきりだった。

　世界選手権で２０１０年は和仁、昨年は佑典がチームの足を引っ張った。佑典は「ミスの原因を検証し、気を引き締めて決勝に臨みたい」と話した。（共同）