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馬術の法華津が帰国会見「五輪楽しみ」

[ 2008年4月8日 17:26 ]

 北京五輪の馬場馬術団体に出場する日本のエースで、日本選手として史上最高齢、67歳の五輪代表となった法華津寛(アバロン・ヒルサイドファーム)が8日、五輪出場権獲得後の帰国会見を東京都内で開き、「五輪が楽しみ。満足のいく演技ができるよう準備はしている」と意欲をのぞかせた。

 年齢が注目されることに当初は「不本意。67歳だから(五輪に)出してくれたわけじゃない」と感じたという。この日は大勢の報道陣に取り囲まれて「僕に年齢以外に騒がれる要因はないなと、今は受け止めている」と穏やかに笑った。
 1月31日にフランスで開催された五輪予選審査会の好演技で五輪切符獲得に貢献。実績や序列も影響する採点競技で、審判員の評価を上げるため6月まで欧州転戦を続ける。50選手が争う五輪では2次予選進出(25人)が第一目標という。
 代表に選ばれた1988年ソウル五輪は馬が検疫で引っ掛かり、北京五輪に出れば64年東京五輪以来44年ぶりの晴れ舞台となる。馬術会場となる香港の高温多湿の気候を懸念し「準備運動をいかに短くするかが鍵。馬は飛行機に乗るのが初めて。ともに健康で出られればいい」と話した。

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2008年4月8日のニュース