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五大陸を巡る聖火リレーは再考か

[ 2008年4月8日 12:15 ]

 7日にパリで実施された北京五輪の聖火リレーが激しい妨害行為のため途中で打ち切られたことを受け、国際オリンピック委員会(IOC)のケバン・ゴスパー委員は8日、「IOC理事会は将来の五輪の聖火リレーを再考するべきだ」と次回以降の五輪での国際ルートの見直しを促した。

 北京五輪の準備状況を監督するIOC調整委員会の副委員長でもある同委員は「(聖火を採火した)オリンピア(ギリシャ)から聖火が開催国に真っすぐ行くというのが基本形。それ以上のことをするのは間違いだ」と述べた。
 世界の五大陸を巡る国際ルートは、前回のアテネ五輪が近代五輪生誕の地への回帰の大会だったため、スポンサーの要望もあり初めて実施された。グニラ・リンドベリIOC副会長は「国際ルートは受け入れる各国・地域にも大きな負担になる」と話した。(共同)

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2008年4月8日のニュース