【若松・G1全日本覇者決定戦】桐生 G1連続優勝!悠々押し切り「スタートに集中することだけを考えた」

[ 2023年1月27日 05:00 ]

インから押し切って、2カ月連続のG1制覇となった桐生
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 ボートレース若松のG1「開設70周年記念競走・全日本覇者決定戦」優勝戦が26日、第12Rで行われ、予選をトップ通過、準優勝戦も逃げ切って1号艇を獲得した桐生順平(36=埼玉)が完璧な逃げで快勝。昨年12月の下関周年以来となる16度目のG1Vを飾った。池田浩二が1マークを豪快に握って2着。6コースから最内を差した羽野直也が3着に入った。

 実力、調子とも互角の6人。スタートタイミングはコンマ12~16でほぼ並んだ。こうなればインの桐生は安泰。しっかりと1マークを先取りして悠々と押し切った。ウイニングランでは何度もスタンドに向けてガッツポーズを見せた。「最高にうれしいです!23年、いい年にしたいですね」。桐生の笑顔が映えた。

 初日のドリームで5着に敗れ、「厳しい。何をしていいのか…」と頭を抱えた。しかし、ここで桐生が類いまれな修正力を発揮した。ペラを大幅に叩き変えると2日目から3連勝。準優もきっちり勝ち切って、気付けば優勝戦1号艇。優勝戦もぎりぎりまで調整に汗をかいた。「スタートに集中することだけを考えていた」。その言葉通りに押し切った。

 道中は10年に1度の大寒波で中止順延。それでもリズムを崩すことはなかった。「来年のクラシック(24年3月)が地元の戸田で開催される。どうしても権利が欲しかった。1月に獲れてホッとしています」。昨年はG1を2勝したが、SGではなかなか輝きを放つことができなかった。今年はSG戦線での、さらなる活躍を期待したい。

 《次走》優勝した桐生順平は2月6日からの多摩川一般戦で浜野谷憲吾、毒島誠、秋元哲らと優勝を争う。茅原悠紀は2月5日からの児島G1中国地区選手権。寺田千恵、前本泰和、山口剛らが相手。池田浩二は2月11日からの浜名湖G1東海地区選手権で菊地孝平、井口佳典、深谷知博らが参戦。篠崎仁志は31日からの下関一般戦。長嶋万記、西山貴浩、平山智加らが出場。瓜生正義、羽野直也は2月12日からの若松G1九州地区選手権で原田幸哉、岡崎恭裕、峰竜太らと相まみえる。

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2023年1月27日のニュース