ドウデュース前哨戦4着も陣営悲観せず 武豊「状態は上がってくる」 松島代表「馬場の経験をできた」

[ 2022年9月12日 16:45 ]

ドウデュースを所有するキーファーズ松島正昭代表(右)と武豊(22年6月撮影)

 フランスG2のニエル賞は11日、パリロンシャンの芝2400メートルで行われ、武豊が騎乗した日本ダービー馬のドウデュース(牡3=友道)は4着だった。パリ大賞2着のシムカミルが制した。

 照準を定める世界最高峰のG1・凱旋門賞(10月2日)を見据え、同舞台で行われた前哨戦。ドウデュースは最後方からレースを進め、直線は外に持ち出したが伸びきれなかった。

 12日に武豊、友道師はJRAを通じてコメントを発表。武豊が「今日は本番に向けて追い切りを兼ねたスクーリングという意味合いもありましたので、まだ全力を出せる状態ではなかったように思います。最後は少し脚が上がってしまいました。逆算して調整しているので、これから状態は上がってくるでしょうし、今日の結果に失望することはないと思います」と言えば、友道師も「ここまで順調に調整できています。勝つことはできませんでしたが、本番の凱旋門賞に向けてロンシャンの馬場を経験できたのは良かったと思います」とした。

 また、ドウデュースを所有するキーファーズの松島正昭代表は、YouTubeチャンネル「キーファーズサロン」で「1回経験できて良かったと思う。馬場の経験をできたのと、調教も速いところをやっていなかったらしいので、これで絞れて良くなるんじゃないですか」とし、「きょうは叩きというか、調教代わりと前から言っていたので。本当にいい調教ができたと調教師の先生も助手のみなさんも言っているので楽しみになった」と話した。

 陣営に悲観の色はなく、最大目標を見据えて歩を進める。

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2022年9月12日のニュース