【青森・G3開設記念】吉田 5度目の記念制覇「内容良くない」も空いた内逃さず突いた

[ 2022年9月12日 04:55 ]

青森記念を優勝した吉田
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 青森開設記念決勝は11日行われ、吉田拓矢(27=茨城・107期)が5月の宇都宮以来、通算5回目の記念優勝を飾った。注目の中野慎詞(23=岩手・121期)は9着に敗れ、デビューからの連勝は30で止まった。

 レースは清水―三谷―郡司―和田―中野―新山―内藤―吉田―椎木尾で周回。赤板前から吉田―椎木尾が上昇して中野を抑えると中野は7番手に下げる。打鐘から中野が仕掛けると前団の清水も踏み込む。中野は中団まで巻き返して外で踏ん張るが不発。中野に遅れた新山が自ら捲るが不発。清水―三谷―郡司―和田―吉田で最終周に向かうと吉田が内を突いて郡司の内。最終3角から郡司が捲ると三谷がけん制。空いた内を吉田が突いて抜け出した。

 吉田は「(準決終了後から)セッティングを煮詰めて今朝はいい状態になっていた。(決勝は)初手が予想と違い、どうしようかなと。最後は(神奈川勢の内を突いて)“空いてくれ”と思ったら空いたので踏んだ。結果的に勝てたことは良かったが内容が良くない。力勝負ができれば良かった。このまま次(共同杯)に行くのでSSらしいレースをして関東を引っ張っていきたい」と16日開幕の共同通信社杯を見据えた。

 《次走予定》優勝の吉田、2、3着の和田、郡司の3人は16~19日の名古屋共同通信社杯。

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2022年9月12日のニュース