鷲頭虎太騎手　地元で初勝利　「コタ～おめでとう！」うれしい声援も

　今年デビューで函館出身の鷲頭虎太（18＝千田）が、地元で初勝利を挙げた。18日の函館1R3歳未勝利で1番人気のドロップオブライト（牝3＝松永昌、父トーセンラー）に騎乗した鷲頭は、4角5番手から直線差し切って通算2勝目。ウイナーズサークルでは駆けつけた友人から「コタ～おめでとう！」と声援が飛んだ。鷲頭は「3角で変なタイミングで出し入れしてしまった。最後は差し切ったと思いましたが、もう少し楽に勝てたレース。他馬に迷惑を掛けて良くない競馬でした」と反省しきり。

　実家は函館市内でパン店を営んでおり、この日両親は仕事で来場できなかった。「あす（19日）は競馬場に来ます。来週から騎乗停止なんですけど、気持ちを切り替えて頑張りたいです」と鷲頭。先週土曜の7Rで最後の直線外斜行し、7月3日まで騎乗停止の処分を受けた。あす19日は3鞍に騎乗。両親の前で勝利の瞬間を見せられるか注目だ。