西谷凜 “予想”超える開幕ダッシュだ「馬の気持ちを感じ取れるように」

[ 2021年3月5日 05:30 ]

デビュー戦騎乗馬のトーホウアシュラと西谷凜騎手
Photo By 提供写真

 【東西ドキュメント・栗東=4日】栗東・谷厩舎からデビューする西谷凜(りん、18)。1メートル66の長身。ピンと背筋が伸びた立ち姿がオサムには凜々(りり)しく見えた。

 「父がつけてくれた名前です。小5から乗馬を始め、騎手を目指し始めてからは応援してくれました。騎手になって改めて父の偉大さを思い知らされています」。父は障害で活躍中の西谷誠(44)。中山大障害3勝を含む障害重賞19勝を挙げる名手だ。また、祖父も障害でならした達男元騎手で父子3代のJRA騎手でもある。少しの油断が大ケガにつながる障害レース。父からは騎乗技術はもちろん、競馬に真摯(し)に向かう姿勢も学んだことだろう。「馬の気持ちを感じ取れるように心掛けて乗りたい。今は楽しみな気持ちでいっぱいですが、他の騎手に迷惑をかけないように頑張りたい。父からは“絶対(簡単には)勝てへんぞ!!”と言われてます」と笑う。

 デビュー週には自厩舎の馬を中心に手駒がそろった。父の“予想”をいい意味で裏切り、開幕ダッシュを決めてほしい。

続きを表示

この記事のフォト

2021年3月5日のニュース