横山琉、瞳輝かせ「勝ちたいレースは中山大障害。楽しみの方が大きい」

[ 2021年3月5日 05:30 ]

中山大障害で勝ちたい横山(左)(撮影・郡司 修)
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 【東西ドキュメント・美浦=4日】「一番勝ちたいレースは中山大障害です」。そう話すのは横山琉人(りゅうと、18)。父の義行元騎手が制した07年中山大障害(メルシーエイタイム)を目の前で見て感動。父と同じ道を歩もうと決心し、この目標となった。「少し不安な気持ちはありますが、ここまで精いっぱい頑張ってきた。楽しみな気持ちの方が大きいです」と瞳を輝かせた。

 師匠の相沢師は早くも“親心”をのぞかせた。「明るく、はきはきしているのでみんなに可愛がられている。ケガが心配なので3年は障害レースは駄目と言っている」。兄弟子の石川からもアドバイスを受けた。「競馬は自分一人で乗っているわけじゃない。周りを見て乗るように」。周囲の温かい目に見守られてスタートラインに立つ。今週は4鞍。特に日曜中山3Rのタイガースネークは力が入る。「僕次第ですね。ゲートに不安があるので、すんなり出せれば」とデビュー週での勝利を見据える。若者の生き生きとした姿を見て、二十数年前の記者デビュー当時を思い浮かべる鈴木智だった。

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