【オーシャンS】父・石坂正厩舎から転厩したラヴィングアンサー 公一師「僕なりのアレンジを加えたい」

[ 2021年3月3日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=2日】この時期は出会いと別れが交錯する。見慣れない新規開業厩舎の馬服に忙しく動き回る新人ジョッキーの姿。オーシャンSに出走するラヴィングアンサーは引退した父の石坂正厩舎から息子の公一厩舎に転厩しての初戦だ。先週、父親のラストウイークを「これまではライバルだったけど、最後は息子として応援していましたね」と振り返った。

 今週は重賞に2頭出し。ラヴィングアンサーはいずれも追い込んでオープン3勝。「父のやり方を受け継ぎながら、僕なりのアレンジを加えたい。ここのところはいい競馬をしている印象ですね」。冬場に強いタイプで3月は【1・0・1・1】と良績を残す。はまれば33秒台前半の切れ味を発揮。一発ムードはある。

 チューリップ賞はシャーレイポピーがスタンバイ。前走は発馬の後手も響いて6着に敗れた。「ゲート練習をしていますけど、駐立は良好。調教で困るような面は見せないし、折り合いを見ても距離が延びてもいいと思います」。小林はメイケイエールとの“ミッキーアイル産駒丼”があるのでは…と思い描いていた。

続きを表示

2021年3月3日のニュース